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Spiral Dream / KALO

InterMusic IM-001
MUSEA FGBG 4543.AR
1 Dharani 4:03
2 A Voice In Blue 6:00
3 Forest Fairies 4:48
4 Sunset 3:43
5 Eternity 3:30
6 Land Of Spirits 5:58
7 Rerakamuy 5:16
8 Into Existence 3:39
9 To The Memory of A Person 4:18
10 Sensitive Air 4:37
11 Gleam 6:24
12 Spiral Dream 6:02
上村 政弘 ( Masahiro Uemura ): Guitars, Keyboards,
                Programmings
成冨 ミヲリ ( Miori Naritomi ) : Vocals ( track 2,7,12 )

Produced by KALO
全曲 作曲・編曲 :  上村 政弘
作詞 :  上村 政弘 ( track 2, 12 ),  成冨ミヲリ ( track 7 ),

Executive Producer : Hiroshi Masuda ( POSEIDON )
Recorded at Black Cats Studio, Yamanashi ( 2001-2003 )
Mixed at Black Cats Studio, D-Sound ( track 1 )
Mixing Engineer : Masahiro Uemura, Dani ( track 1 )
Mastered at D-Sound, Tokyo
Mastering Engineer : Dani
Cover CG : Masahiro Uemura
Photo : Tomoyasu Hazaki
Copyright ©&℗ 2004 KALO

 Reviews   ( 海外のレビュー )
     
  PROGGNOSIS ( アメリカ合衆国 ) 

 DBSilver              2004年4月22日

 あまりにも美しい交響曲アルバムがあるだろうか?
もしそれが可能なら、KALOはその決定的な例である。

 デビュー アルバム「Sprial Dreams」は、音楽として可能な限りシンフォニックでメロディックな作品です。
 ギターワークは、その美しさと共鳴において、全く信じ難いものです。
 ナリトミ ミオリのボーカルは、シンフォニック・プログレッシブの女性ボーカルの豊富な歴史の中でも、ベストに匹敵する。
 それらのクオリティーだけにおいても、私はこれを今までに聞いた最も美しいシンフォニック・プログレッシブアルバムの中に置くことができる。

 しかしながら、摩擦がある。 美は無慈悲です - そして全ては、音楽的な緊張と解放に満ちた瞬間が殆ど無く思えるほど、とても優しいものです。
 結果、このアルバムがニューエイジレコーディングの形態を持っているということです。
 それゆえ、それは満たされず、この音楽はリスナーをハングリーなままにすることができます。

 ひとつのアルバムに反応する、なんととても不思議な事だろう。
 私が他方に情熱の欠いたものを見つける一方、このアルバムは12曲の半分を聴いた時点で、すばらしいギターワークとすばらしい女性ボーカルを持った美しいシンフォニックアルバムと呼べます。
 このアルバムをプレイした後は常に、私はもっと噛み応えのあるものを聴きたくなる。
 おそらくルネッサンスのタッチが散りばめられたマグダレーナとヴァンゲリスは、このアルバムに関し、よい参考ポイントとして役立つでしょう。

 いくつかの特定のハイライトがあります。
 A Voice In Blue と Sunset、そしてSpiral Dream の全ては、事実としてすばらしいアルバムです(私はたびたび聞き続けています)。
 フュージョン風のトラック8では、すべての甘美さの中から休息を与え、非常に限定された領域の前衛作品であるSensitive Airもそうです。

 無条件に、私は快くこれをシンフォニック・プログレッシブのファンに薦めることができ、今年(あるいは殆どのどんな年)のベストのバンドデビューリリースであると確信している。

 ファンにとって、KaloのSpriral Dreamは疑い無く投資の価値があるとわかるでしょう。



 Maya              2004年4月23日

 もしあなたが、「天国の谷」にあるお気に入りの夢を探しているなら、Kaloが届けてくれたSprial Dreamは、あなたのニーズを満たすかもしれません。

 Sprial Dreamは、この日本のバンドによる深淵な交響曲、そして完全にロマンチックな作品で、同じ結果で、私はこれを何度も聞きました。
 聞けば聞くほど、その純粋無垢なロマンスに畏敬の念を起こされる。

 KaloのデビューCDは、Sprial Dreamよりも良いタイトルを持つことことができなかった。
これは解りやすい音楽、つまり圧迫や強制ではなく、ただ極めてメロディックな純粋さの頂上を探すことです。

 私は正直、不協和音に効果がより方向づけられたような奇妙な音楽趣向を持つ私が、このような「純粋な」アルバムを手にするとは思いもよらなかったが、Kaloのアルバムは、それを聞くといつも悩殺され、平和と平静のすばらしい気持ちをもたらしてくれ、DBSilver氏の言う、「この音楽はリスナーをハングリーなままにする」という考えには同意出来ない。
 事実、私はまさにその正反対を感じる。

 私は、このCDが私に感じさせるデリケートなフィーリングを破滅させないために、何か他の音楽を聴く前に、半時間の休息を取る必要があります。



 Nuno              2004年5月31日

 たとえProGGnosisの同胞である批評家達ほど、私がこのアルバムに敬意をこめていないとしても、このKaloのデビューアルバムが、主に誠実なシンフォニック・アートロック愛好家にとって、前衛作品における大きな房であると納得させる事に意見が一致します。

 Spiral Dreamは我々に、Masahiro Uemuraのギターとキーボードワークによる螺旋形を描く音楽を提示します。
 彼はリズムセクションと3つのボーカルトラックにおいてうまく伴奏しているが、その音楽は彼のギターソロ(トラック1のように)とキーボードの効果(タペストリーを基調とした多くのメロトロンを含む)により、セットされ発展されている。

 この音楽は恐ろしくメロディックで、常に耳に心地よい状態を残してはいないが、時により困難な地位を成し遂げている。
 Magdalenaのようなバンドや、Renaissanceのとても僅かなヒントがここに見受けられるが、音楽はその殆どが独創的で、このバンドは、現代の日本のプログレシーン、そしてもしやフュージョンや(最近の)カンタベリーサウンドバンドの多産なシーンにおいても、フレッシュさを加えるでしょう。
 よい旋律の冒頭曲は、日本のプログレの広さを補うのがすばらしい。

 KaloのSpiral Dreamは、それゆえ、穏やかさが必要な時に、そしてプログレ好きではない仲間たちといる時、愛好家ではない人達にプログレッシブ・ロックの最高の紹介として薦める時を楽しむアルバムです。

 それは、昨今の多くのプログレアルバムとは違った、度を越えた自惚れではなく、過度の複雑なアレンジでもなく、メロディーとハーモニーに従ったものだからである。


   
  Progressive Rock &
   Progressive Meta
  ( ブラジル ) 

 Sergio Motta          2004年4月22日

 KALO - "Spiral Dream"

 最初に聴いて愛す!
 これが、この日本からの雷鳴のような驚きに対し、きっと私が自身に本当になされたことだろう。

 先週、それは私に衝撃を与え、本当に興奮してしまった。 そのバンド名はKalo、デビューアルバム「Spiral Dream」という。

 そのプロジェクトは、16才でギターをはじめ、1963年大阪生まれのスキルフルなマルチ楽器奏者、マサヒロウエムラにより20年前から実行され、他のミュージシャン名はさておき、またそれは女性ボーカリストのミオリナリトミによるものである。

 一方でウエムラは、それぞれ「Glass Castle」、「Hesperia」という唯一のアルバムがリリースされている「IO]と「Fairy」という二つの成功したバンドに関わっている。

 2001年に、ウエムラとミオリナリトミは、命に彼らの眠っている計画を戻すことについて決心し、再びトラックの再録音やアートワークに全力を傾けた。

 幸運にも、これらすべての努力は、抜群に優れているアルバムがリリースされるという結果になり、私は間違いなくこれは2004年のベストリリースのひとつだと断言出来、いい加減な話をするのではけしてなく、それは InterMusic、Museaという名が知られたレコードレーベルから発行されたことからも全く問題ないだろう。

 「Spiral Dream」は12のすばらしい曲で構成され、うち3曲の、クリスタルのようにクリアな声の持ち主であるミオリナリトミの歌は、リードボーカルにブライトな女性ボーカルを有する日本のいくつかのプログレッシブ・ロック・バンドと実に同様の伝統を維持し、そしていつものように彼らの母国語が使われ、とても心地よく響く。

 アルバムの残りの曲は純粋なインストゥルメンタルで、際立った多くのシンフォニックなテーマをフューチャーしており、良質な音楽を本当に認識しているあらゆるタイプのリスナーに、計算されていない喜びと感情を与える。

 そして、ハートにストレートに到達するために貫かれた作品をより志向する、そういうリスナーには、最も美しい感情を自身の内面に幾度も上昇させ、通気孔を与える。

 私がこのアルバムを得て3度聴き終え、それは私がこのレビューを書くから起こったのではなく、実際このアルバムに魅了され、ダイナミックでもあり、全く無制限に世界中で最も魅惑的な地点に行くかもしれないことを、私に悟らせた。

 このアルバムのオープニング曲はシンプルな叙事詩で、そのタイトル「Dharani」は、ウエムラの妙技がはっきりした行いによりすぐに特色をなし、これからどんなものが来るかのヒントがリスナーに与えられる。

 要約して、このアルバムは音楽的にあらゆる面において壮麗であり、プログレッシブ・ロックのすべてのどんな本当のファンにも無関心にさせず、誰もが時間をかけ私と同じ結論にたどり着く事を確信しており、このアルバムは明らかにA級カルテットにより成し遂げられたものである。

 Kaloのラインアップは、下記のものから構成されます。

ミュージシャン : マサヒロ ウエムラ -
ギター、キーボード、プログラミング。
ミヲリ ナリトミ - ボーカル。
 「Spiral Dream」は、極めて推薦できます!
 06/06/2004 (セルジオ・モッタによるコメント) 



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  天使のファンタジア (スマホ向け縦長動画) 
https://youtu.be/bqp2OkrTj2M